尤もらしさ

「尤もらしさ」は、確率に似た感覚で、0〜1の尺度で理解できるもので、日常用語の感覚と似
た所もありますが、違うところもあります。
　　
　　例えば、「確率95％で起きると思われていたことが起きた。」場合は、尤もなことと受け
　　　　とられるでしょう。

　　これと対称的に、「確率5％と思われていたことが起きた。」場合は、尤もなこととは受
　　　　けとられないでしょう。

ある事象が起きる尤もらしさは、この余事項である尤もらしくなさと常に同居していて、それ
らの度合いが、我々が感じる尤もらしさを決めると考えられます。

　　例えば、確率95％の事象が起きたとき、尤もらしさ95％、尤もらしくなさ5％、と考える
　　　　と、より分かり易いものになります。
　　また、確率5％の事象が起きたとき、尤もらしくなさ95％、尤もらしさ5％、と考えると、
　　　　より分かり易いものになります。

このように、尤もらしさは、確率と重ね合わせて理解することができます。

　　　　　　　参考表
確率　　　尤もらしさ　　　尤もらしくなさ
1　　　　 100％　　　　　　 0％
0.9　　　　90％　　　　　　10％
0.8　　　　80％　　　　　　20％
0.6　　　　60％　　　　　　40％
0.4　　　　40％　　　　　　60％
0.2　　　　20％　　　　　　80％
0.1　　　　10％　　　　　　90％
0　　　　　 0％　　　　　 100％

尤もらしさ：　Likelihood