仮説「仮説」とは、母集団の未知の事項に対する可能性(推測)の記述をいい、検定の対象 となります。 仮説は、検定者が意図に沿って立てます。 母集団に関する既存知識は正しいものとします。仮設は、これと矛盾しないように立て ます。 母集団に関する既存知識と矛盾した仮説を立てると、検定結果が根拠を失います。 母集団に関する既存知識を無視して仮説を立てると、検定の効率が悪くなります。 仮説は、真の場合と偽の場合が、互いに排反事項としてあります。当該仮説が真である か偽であるかは、不明です。本編では原則として、仮説の真偽の度合いは五分五分とします。 仮説の真偽の度合いが五分五分でないときは、議論は違ったものになります。 仮説は、標本に照らして、採択される場合と棄却される場合が、排反事項としてありま す。 仮説: Hypothesis 真:True 偽:False