確率を易しく理解しよう(2)大数の法則 例、1枚の貨幣があり、これを投げて表、裏が出る確率が各1/2であるとします。 実際にこの貨幣を繰り返し投げ、表裏の出方を記録してみます。 投げた回数の内、表の出た回数の比率に注目すると、必ずしも1/2に一致しませんが、 投げる回数を増やしていくと、この比率は、傾向として、1/2に近くなっていきます。 この性質を、大数の法則といいます。 このように、ある事象の起きる確率は、その事象が独立的に起きる全機会(総回数) の中の、起きた回数の割合によって近似することができます。 大数に法則によれば、毎回同じ条件(独立的)で総回数を増やしていくと、この近似値 は真の確率に限りなく接近していきます。 大数の法則: Law of large numbers 独立: Independent