確率を易しく理解しよう(3)

経験的確率(統計的確率)
 例、1〜6の目を印した1つのサイコロがあります。各目の出る確率が等しく1/6の場合
  正しいサイコロとしますが、このサイコロは不正に作られた疑いがあり、各目の出
  る確率が等しく1/6であるかどうかわかりません。そこで、実際にこのサイコロを
  繰り返し投げ、各目の出方を記録してみます。

  投げた回数の内の、各目の出た回数の比率は、各目の出る確率の近似値とすること
  ができ、更に、投げる回数を増やしていくと、各比率は、各確率に限りなく近づく
  傾向があります。(大数の法則)

  毎回同じ条件(独立)で総回数を限りなく増やしていったときに、この近似値がた
  どり着くべき値を、その本来の確率と考えます。

このような考え方で決まる確率を、経験的確率または統計的確率といいます。

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