推定量

統計量が、母集団の特性値を推定する目的で使われるとき、その統計量を推定量といいます。
  例えば、
  X1, X2,...,Xnを個々の標本として、 これから作った
  統計量  によって母集団平均 μ を推定しようとすれば、 は μ の推定量となります。

母集団の特性値(推定の目的値)を一般にθで表わせば、その推定量は、よくで表わされます。
同じθに対する推定量は唯ひとつではなく、一般にたくさんあります。

推定量は、推定の目的値θとの確率的関係を記述できるものでなければなりません。

推定量は、確率変数です。

推定量は、確率分布を持ちます。

推定量には、通常、期待値や分散があります。

推定量:Estimator

推定量の望ましい性質(不偏性)   有効性   一致性

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