中央値と最頻値


(4)度数分布の最頻値(その1) Mode(1)
 階級に幅がない場合
最頻値は、変数のとる値の中で最大度数に当たる変数をいい、普通、MOで表わします。 最頻値は、データの数が少なかったり、変数が2個所以上で最大度数になったりすると、 決まらない場合があります。 最頻値は、並数(なみすう)、モードなどとも呼ばれます。
計算例 F氏宅の60日間の電話の呼数の分布が、次表の通りのとき、 1日当たりの呼数の最頻値は、最大度数 12に当たる呼数 3です。
1日の呼数 X 日数 f 0 5 1 8 2 10 3 12 4 9 5 7 6 4 7 3 8 1 9 1       ------------------- 計 60
  
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度数分布表の変数 X と度数 f が、
変数 X 度数 f X1 f1 X2 f2 . . . . . . XK fK
のとき、X の最頻値は、最大度数に当たる変数です。
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意味と計算手順のまとめ

意味:集団の位置的代表値の一種=最大度数に当たる変数の値

計算手順:1、度数分布を見て、最大度数の変数があれば、 それを最頻値とする。

    練習問題
G氏の週ごとの晩酌の頻度は下表の通りです。 晩酌の週平均回数の最頻値を求めなさい。
回数 X 週の数 f 0 1 1 5 2 7 3 14 4 13 5 8 6 3 7 1 ---------------- 計 52 [答 3(回)]

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