標準誤差 標準誤差とは、不偏推定量の標準偏差のことで、推定の誤差を測るときの基本的尺度です。 母集団の標準偏差とは異なります。 式で書けば、 σ()=√(V()) です。 偏りのある推定量の標準偏差や、推定量でない統計量の標準偏差は、標準誤差とは呼びません。 推定量に偏りがある場合は、平均平方誤差の平方根が、標準誤差と同次元の値となります。 標準誤差を推定の目的値(θ)で割って相対化したものを、標準誤差率(または相対標準誤差)といいます。 式で書けば、 σ()/|θ| です。この値が小さいときは、100倍して%をつけて呼ぶこともあります。 標準誤差率は、比較性が高く、他の推定の精度と良し悪しを比べることができます。 標本誤差、標準誤差、標準偏差などの意味の違いに注意しましょう。 標本誤差:Sampling error 標準誤差:Standard error 標準誤差率:Relative standard error (標準偏差:Standard deviation)