樹間月
むらきえし このまの雪の ここちして 葉分におつる 月のかげかな 
                                                    武郷(たけさと)
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心静1

山岡鉄舟(藤原高歩)の書

晴天与之(はれてよし)
曇利天毛与之(くもりてもよし)
不二能山(ふじのやま)
 毛止能姿者(もとのすがたは)
可波羅左利个利(かはらさりけり)
   
  藤原朝臣高歩(ふじわらあそみたかゆき)

 晴れてよし 曇りてもよし 富士の山  もとの姿は かはらざりけり
          
人の心は変わりやすいものです。日々、素直な心で堂々と自信を持ち、
人が見ている見ていないではなく、何事も自分成りに精一杯行いたいものです。
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国歌 君が代

幾美可代盤 きみかよは
千與丹也知與仁 ちよにやちよに
佐々連石能 さされいしの 
巌登奈利亭 いはおとなりて
古希乃武寿満天 こけのむすまて

君が代は 千代に八千代に さざれ石の
巌となりて 苔のむすまで


    歌詞の意味と由来

君が代の歌詞の原歌は、1100年ほど前に編まれた古今和歌集に見られます。この和歌は詠み人知らずとされ、詠んだ人の名前ははっきりとしていませんが、尊敬する君の長寿を祈るものであり、思いやりや謙虚さを大切にした日本人の生き方をよく表しています。

君は天皇陛下を指し、君が代は天皇に象徴される日本国・国民全体を指します。
小さな石が寄り集まって大きな岩となる様子を表し、それに苔がはえるほど、末永く日本の国が栄えてほしいという願がこめられています。
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天津神 国津社は あまたあれと 君を千歳と 守らぬはなし

安未都神 あまつかみ
国都社は くにつやしろは
安未多阿連止 あまたあれと
幾三遠知止世登 きみをちとせと
守良奴盤奈之 まもらぬはなし

天つ神国つ社はあまたあれど君を千歳と守らぬはなし

全国には多くの神社がありますが、皇室との深いつながりと信仰とに基づいていることは、ひろく知られているところです。
八百万の神々の御中心にある天照大神(あまてらすおおかみ)、その天照大神と八百万の神々の関係が伊勢の神宮と全国の神社との関係であり、また天照大神の直系の御方にまします君(天皇)と全国神社の氏子、即ち日本国民との関係も同じような深い絆で結ばれています。
天皇さまは『国安かれ、民安かれ』と五穀豊穣と国民の安泰を祈られ、また全国の神社は心から皇室の弥栄と国の隆昌を祈ります。
これが日本人の精神の土台となっています。
『敬神尊皇』ひたすら神を敬い皇室を尊ぶことは、全国の神社での祝詞には、必ずこれを祈念する言葉がこめられています。
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