先頭ページへ 精霊の森の写真

 神社の杜には、精霊たちが 木や草、水、池にたくさん集まっていると思います。 木彫りの木は、倒れる恐れがあるために伐採された木 或いは、年老いて倒れてしまった木です。 その木は生きていました。木の命がありました。「もったいない」と思い精霊たちを表しました。
 どうぞ家族そろってご覧いただき、生命のあるものは人間だけではないこと、また、目に見えないものがあると言うことをお父さん、お母さんが子供に教えて頂ければ幸いです。
 『天地(あめつち)の 中にみちたる 草木まで 神のすがたと 見つつ恐れよ』
と自然に生育している草木に至るまで、すべては神々の働きにより生命を受けています。 恐ろしくも東北関東大震災のように、穏やかな生活が一瞬のうちに崩壊されて尊い命を失ってしまいました。大自然の恐ろしさです。しかしながら、天地自然の恵み、五穀の作物・動物・魚などの命を私たちはいただいて生きています。人間は、自然から教えられ、地球という大きな生命体によって生かされています。このことえの畏敬と感謝の祈りが神まつりとなって、日本人の暮らしの中に生き続けています。 畏敬と感謝の心を育んできた神棚まつり、この伝統文化をいつまでも守り伝えて行きたいものです。いつの時代でも、そして科学技術がいくら進歩したとしても、人間が生きてゆく上で決して忘れてはならない心構えだと思います。

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