正方座標系の設定例


 正方座標系は、無限に広い直交座標系を有限の正方形の中に封じ
   込めたものです。
左の正方座標系は、次のように定義されます。 正方座標を (X,Y)、普通の直交座標を (W,Z) として
W=a*X/(|X|+b) Z=c*Y/(|Y|+d)
ここに、a, c は正方形の大きさ(ここではa=c)、b, d は目盛 の調整値で、すべて正数とします。 左図では a=4, b=3, c=4, d=3 です。 aと cが等しくないと きは、正方形は矩形となります。更に b, dを変えることによ って、目盛の伸縮ができます。
図の外側の正方形は、普通の直交座標系における無限遠線に当 たります。 図の外側の正方形のすぐ内側が空白となっているのは、普通の 直交座標系の原点から非常に遠い位置に当たるため、描画を 省略したためです。
正方座標系においては、任意の2つの数の組 (X,Y) と、座標系内の点とは、1対1の対応をします。
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