円内極座標系(媒介変数による方程式)

     

 円内極座標系は、無限に広い普通の極座標系を
   有限の円の中に封じ込めたものです。
左の円内極座標系は、次のように定義されます。 円内極座標を (X,Y)、普通の直交座標を (W,Z) として
W=c*Y/(Y+d)*Cos{a*X/(|X|+b)} Z=c*Y/(Y+d)*Sin{a*X/(|X|+b)} -∞<X<∞, Y≧0, 0<a<π, c>0, b>0, d>0
ここに、a は扇の広がり,最大限で円。c は円の半径、b, d は目盛の調整値で、すべて正数とします。 上図では a=3.14159, b=5, c=4, d=3.
図の外側の円は、普通の極座標系における無限遠線に当たります。 図の外側の円のすぐ内側および左方の扇形の空白は、普通の極座標系の極から非常に遠い位置および偏角 の正負大きい部分です。(描画を省略)
この円内座標系においては、任意の2つの数の組 (X,Y), (Y>0)と、座標系内の点とは、1対1の対応 をします。 Y<0は認めません。右上の直交座標系の影の部分は、円内極座標系には反映されません。
赤:X=4*Sin(4*T)*Cos(T) Y=4*Sin(4*T)*Sin(T) 0≦T<2π
閉鎖座標系の目次 座標系とグラフ 先頭ページへ